はじめに

モーターホームを快適にご使用頂くには、日頃からの点検整備が重要です。
特に、現地に着いてからのトラブルは我々も対応しきれない事が多く、ご家族にとってはその旅を台無しにしてしまいます。その後、修理依頼を受け、調べてみると単純な問題が原因となっている場合があり、日頃から(または、出かける前)少しでも注意していれば、避けられた場合も多く見られます。
また、モーターホームを構成する各機器について、ある程度の知識が有ると故障原因を追及をできたり、場合によっては緊急的に応急処置によりトラブルを回避する事も可能です。
当社ではモーターホームのお使いのユーザーの方々が快適にご使用頂けるよう、セルフメンテナンス、機器の構造、良く有る故障についてまとめ公開しました。ご自分でも出来る保守、点検について参考にして頂ければ幸いです。
一部、取扱説明書やメーカーが出しているデータと異なる場合がありますが、内容は当社が整備してきた経験や実例を元に掲載させて頂いております。
モーターホームのオーナーの皆さんがより快適にモーターホームライフを楽しんで頂ければと、当社ノウハウを公開しておりますが、内容によっては問い合わせ頂いても企業機密でご返答できない場合があります。予めご了承ください。
※ B.C.Vernon(フォードE350)中心の内容で記載しております。

B.C.Vernon:フォードE350

フォードEシリーズは商業用途のバンです。 1961年にファルコンエコノラインとして登場しVWのバンを参考に見ながら開発されたフルサイズバンの元祖です。(GMシボレーやクライスラーも同時期に開発) 当初はVWバン同様のサイズ(ホイールベース2300mm程度)で作られましたが、平均的な北米の生活には小さすぎ、 '68,'75とモデルチェンジの度に拡大され、いつしかフルサイズバンと呼ばれるようになりました。標準的なE150シャーシーとヘビーデューティー向けのE350の2種類があります。(新モデルではE450あり)
エンジンはリンカーンやフォード・エクスプローラーと同様のV8 4.6L SOHC3バルブが標準とされ、 オプションでフォード・エクスペディション同様のV8 5.4L SOHC3バルブとなります。E350シャシーベースであれば、V10の 6800CC SOHC 3バルブまでが存在します。
1992年-95年エコノライン・クラブ・ワゴンとして登場したE-シリーズは、4.0、5.0、5.8、V8 7.5リットルの各ガソリンエンジンで、7.3リットル・Ford Power Stroke V8 ディーゼルエンジンを搭載しています。Chateau Club Wagon仕様は、Motor Trend magazineのTruck of the Yearに選ばれました。開発にあたっては、空気抵抗を減らすデザインが採用されました。
1995年には、オレンジ色のウインカーランプに変カットシャーシー.jpg更なり、
1997年に一部改良を実施し、前のグリルデザインが変更されました。他には、バンパー形状、ダッシュボードのレイアウトが改良され、助手席にもエアバッグが装着可能になり、またV10 Ford Triton Engineが搭載されました。
2001年E-シリーズでは一部改良と同時に家族向けのE-150 Traveler を発売。車名がエコノラインからE-シリーズに変更になりました。
BCヴァーノンは1994年よりこの車両をベースとしてカナダ・ブリティッシュコロンビア州ヴァーノン市に当時本社を置くLeisure Coachworks Bigfoot社で製造されたクラスCモーターホームです。
BCヴァーノンのベース車両は、フォードE350はカナダ仕様のRVカッタウェイシャーシーで作られています。日本は温暖の差が大きいため、寒冷地仕様のシャーシーにこだわりました。寒さには非常に強いシャーシーです。
ベース車両E350のエンジン仕様は次の通りです。
◉1992年〜96年 OHV V8 7500cc
◉1997年〜    OHC V10 6800cc

PleasureWay:ダッチRAM3500/2500

ダッチRAMはクライスラー・Bプラットフォームをベースとしたバンとして、1970年にバンの「トレーズマン」、ワゴンの「スポーツマン」が販売開始されました。
貨物バンはボディの後部側面にドアを設けず丸ごと溶接して強度を上げた「ユニフォーム」と呼ばれるデザインを採用し、競合他車と比べ重量、強度の点で有利となっていました。また使い勝手を考慮して側面、背面に観音開きのドアを採用していて、これにより北米市場では大ヒット、1970年代には一般的な貨物バンの代名詞ともいえる存在となりました。
1979年に最初のモデルチェンジを行い、ピックアップモデルに近しいフェイスデザインとなりました。
またミニバンである「ダッジ・キャラバン」がヒットして以降、乗用モデルの役割を同車に譲り、ラムはフルサイズバンとしての性格を強めていった。これによりクライスラーは北米のワゴン市場において多大なシェアを確保しまた。
ラムは1970年に販売されて以降、ピックアップトラックのダッジ・ラムに合わせてフェイスリフトを行っていたほかは、基本的な構造はほとんど変えずに2003年まで販売が継続されました。
このベース車両をカナダ・サスカチュアン州サスカツーン市に本社を置くプレジャーウェイ社がクラスBモーターホームとして製造しまた。
ベース車両ダッチRAMのエンジン仕様は次の通りです。
◉1994年〜97年 OHV V8 5200cc「マグナム・エンジン」搭載
◉1998年〜03年 OHV V8 5900cc「マグナム・エンジン」搭載

PleasureWay:フォードE350

ベース車両E350のエンジン仕様は次の通りです。
◉1999年〜02年 OHC V10 6800cc
※ダッチRAMモデルと平行販売されました。

Armstrong:フォードE350

カナダ/ブリティッシュコロンビア州アームストロング市に本社を移設したビックフット社製造のクラスB車両です。ベース車両のフォードE350はカナダ仕向けの寒冷地仕様。コーチ部は防寒対策に優れておりスキーなどの極寒地に行っても凍結しないクラスBです。また発売期間の短い希少な車両です。
ベース車両E350のエンジン仕様は次の通りです。
◉1996年〜  OHV V8 7500cc
◉1996年〜  OHV V8 5800cc

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